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【海賊とよばれた男】に【永遠の0】宮部が?!その関係やページは?

百田尚樹さんの小説【海賊とよばれた男】が映画化され、話題を集めています。

小説は本屋大賞を受賞し、百田尚樹さんデビュー作の【永遠の0】を超えるストーリーだとも言われています。

その【永遠の0】と、今回映画化された【海賊とよばれた男】はストーリーが繋がっている部分があるそうですが・・・

そのページは?

 

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作家百田尚樹のデビュー作【永遠の0】ストーリー

 

百田尚樹デビュー作永遠の0ストーリー

 

大阪府東淀川区出身の百田尚樹さんは、関西で人気の番組『探偵ナイトスクープ』の放送作家を25年以上務めています。

 

そんな百田尚樹さんが作家としてのデビュー作『永遠の0』は、文庫版の販売部数が300万部を突破するベストセラーになりました。

 

そのストーリーがやはり感動され、映画化されましたからね。

では、そのストーリーを簡単に紹介したいと思います!

 

『永遠の0』 簡単なストーリー

 

大学生の佐伯健太郎と姉の慶子は、祖父・賢一郎から『自分は実の祖父ではない』という事を告げられる。

第二次世界大戦後、祖母は、娘(健太郎と慶子の母)を連れて祖父・賢一郎と再婚していたからです。

 

実の祖父は零戦の特攻隊員として命を落とした、海軍航空兵だったと聞かされます。

それを聞いた健太郎と慶子は、実の祖父について調べ始めます。

 

実の祖父の名前は『宮部久蔵』。

健太郎と慶子は、当時を知っている人物から実祖父の話を聞くうちに、様々な意見を知る事となります。

 

海軍航空隊の中では1番の臆病者だと言う意見が多い中、『生きる事を教えてもらった』という人や、『航空隊員として軽蔑されていた』等といった異なった意見もあり、2人は困惑します。

 

宮部久蔵は、『娘に会うまでは死ねない』という妻との約束を果たす為、臆病者と言われても自分の命を大切にしていました。

そんな中、宮部久蔵は特攻隊パイロットの教官になります。

 

命を大切にしていた宮部久蔵でしたが、教官になって『自分だけ生き延びていいのか・・・』といった罪悪感に襲われます。

それから宮部久蔵は特攻隊に志願するのです。

 

そして、運命の日。。。

 

宮部久蔵は、自分の乗る最新の零戦と、部下の旧式の零戦とを無理やり交換します。

宮部久蔵は知っていたのです。

自分の最新零戦はエンジン不良があり、引き返す事になると・・・・

 

その通り、部下の零戦は引き返す事となり、命が助かります。

そして、宮部久蔵はそのまま特攻隊員として命を落とします。

 

部下は、命を助けられた事を知り、宮部久蔵の妻を助ける為に世話をする様になります。

その部下というのが、賢一郎だったのです。

 

その後結婚する事となり、佐伯健太郎と慶子の祖父となったというストーリーです。

 

【海賊とよばれた男】 ストーリー

 

海賊とよばれた男ストーリー

 

そして、今回映画化となった百田尚樹さんの小説『海賊とよばれた男』ですが、『永遠の0』では実在モデルとして書かれた小説では無いですが、この『海賊とよばれた男』には実在モデルがいます。

 

主人公『国岡鐡造』は、出光興産の創業者、出光佐三さんです。

このお話を知ったら、ガソリンは『出光』で入れたくなるかも!

 

『海賊とよばれた男』 簡単なストーリー

 

明治18年福岡県で生まれた国岡鐡造。

19歳になった国岡鐵造は、神戸高等商業学校(現・神戸大学)に進学。

 

卒業してから国岡鐡造は、神戸で小麦粉と石油、機械油等を扱う従業員3人程の酒井商店に丁稚(でっち)として入店。

高学歴にも関わらず、小さな商店から丁稚として働くのは、独立する為には現場を知る事といった考え方があったから。

 

国岡鐡造の実家では父の仕事がうまくいかず、夜逃げ同然となっていた。

それを知った国岡鐡造は、更に独立の意志を固める事となります。

 

当時、国岡鐡造が家庭教師をしていた子供の親が日田重太郎という大変な資産家でした。

日田重太郎は、国岡鐡造をえらく信頼しており、独立の為のお金を用意してきました。

 

そのお金を元に25歳の国岡鐡造は、九州の門司(もじ)で国岡商店を旗揚げ。

そして、日邦石油から機械油を卸してもらい販売していきます。

 

当時、門司の特約店は対岸の下関では商売をしないといった協定がありましたが、国岡鐡造は手漕船を使い、海の上で軽油を販売する事を始めたんです。

 

国岡商店をなんとかしろ!といった抗議が殺到しましたが、海の上で売っている。下関では売っていない。という国岡鐡造を止める事は出来ませんでした。

そういった海の上での強引な商売をした事が、海賊とよばれる様になった由縁です。

 

第一次世界大戦が始まってからは国岡商店もたくさんの苦難にかられ、海外の資産を失い、ついには借金が残るだけとなります。

 

その後国岡鐡造は国岡商会のある銀座の本社で『愚痴は止めよ』『直ちに建設にかかれ!』と、1人の社員も解雇する事なく事業を復活させていきます。

 

そして国岡鐡造は、イランと日本が経済発展の為に必要だと判断した、『日章丸事件』を起こします。

 

といったストーリーです。

 

詳しいあらすじに関してはこちらの記事をどうぞ ↓

小説【海賊とよばれた男】上巻のあらすじ(ネタバレ)!

小説【海賊とよばれた男】下巻のあらすじ(ネタバレ)!

 

映画館で迫力ある映像を観ると感動するだろうなぁと思います。

こちら、映画の予告です! ↓

 

海賊とよばれた男』 映画予告

 

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【海賊とよばれた男】と【永遠の0】との関係は?

 

海賊とよばれた男と永遠の0との関係は

 

そんな百田尚樹さんの作品、『永遠の0』と『海賊とよばれた男』のストーリーの中で、少しだけこの2作に関係してる部分があるんですよね~。

 

というのは、『海賊とよばれた男』のお話の中で、主人公の国岡鐡造が中国で、日本軍の航空基地を視察する場面があるんです。

 

その時に、零戦から若い航空兵が降りてくるところに遭遇します。

その内容は、

 

若い航空兵は立ち止まり、海軍式の敬礼をした。鐵造は青年の無駄のない美しい動きに感服した。二十歳をわずかに過ぎたくらいの背の高い痩せた男だったが、全身から精悍な空気が漲っていた。胸の名札に「宮部」と書いてあるのが見えた

 

むむ・・・・

宮部』?というのは、『永遠の0』の主人公宮部久蔵の事??

この場面で、『海賊とよばれた男』に『永遠の0』の主人公を登場させている事を解った人がどれだけいるのか解りませんが、知ると感動する。といった声も多い様ですね。

 

この文章が載っているのは、『海賊とよばれた男』上巻の352ページです!

本を持っている方で、気付かなかった人は確認してみてくださいね!

 

戦時中から戦後を生き抜いた日本人という事で、2作品の時代が同じ様な頃ですし、百田尚樹さんの粋な遊び心が見える場面でもありますね。

 

 

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