【海賊とよばれた男】実在モデル出光佐三の出光美術館って?
映画『海賊とよばれた男』が、2016年12月10日に公開されますね!
それに伴って、主人公の国岡鐡造の実在モデル、出光佐三さんが好きだった古美術を展示している出光美術館も、また来場者が増えるのでは?と思ったりします。
今回は、その『出光美術館』の見どころ等を紹介したいと思います。
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出光興産の出光美術館ってどんなとこ?
画像引用元:https://4meee.com/articles/view/67554
まず、出光美術館は現在2ヶ所ありまして、1つは『海賊とよばれた男』にも出てきますが、出光興産の創立者、出光佐三さんが最初に九州の『門司』で石油販売業を始めます。
その記念すべき場所、九州の『門司区』に出光美術館はあります。
そして、後に出光の本社が東京に建てられますので、東京の『千代田区丸の内』にも出光美術館があります。
東洋の古美術を中心とした美術館なんですね~。
小説にも出てきますが、主人公国岡鐡造(出光佐三)は、古美術が好きで集めていました。
戦前にいくつかの古美術を手に入れていましたが、戦後になり事業が倒産寸前になって資産を失った事で、ほとんどの古美術を売って社員の給料に当てた様です。
小説には、そういった事も書かれていますので、生前愛した古美術を披露する為に建てられたんだと思います。
そうして長年に渡って収集した美術品を展示する事になったのが、この『出光美術館』だそうです。
出光美術館といえば仙厓
画像引用元:http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/highlight.html
出光美術館には、仙厓 義梵(せんがい ぎぼん)(1750~1837年)の作品が国内最大のコレクションとして、1000件を超える数が展示されています。
仙厓とは、臨済宗古月派の僧で、日本最古の禅寺である博多聖福寺の住職として活動されていました。
とてもユーモアに富んだその書画は、多くの人に愛されていたそうです。
出光興産創立者の出光佐三さんも数あるコレクションの中でも、仙厓の作品を最も愛していた様ですね。
こちらの『指月布袋画賛(しげつほていがさん)』は、出光佐三さんが19歳の頃に父親に頼んで買ってもらったそうです。
画像引用元:http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/
生まれて初めての仙厓の書画との出会いが、この『指月布袋画賛』だそうで、そこから仙厓のとりこになっていった様ですね。
そして、小説にも出てくる前妻『ユキ』との思い出の掛け軸が、仙厓の『双鶴画賛(そうかくがさん)』です。
画像引用元:http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/
この作品は、出光佐三さんが生前最期に購入された品で、95歳で購入されているんですね。
小説では『ユキ』との思い出の品になってましたが、実際はどうだったんでしょうね。。。
小説【海賊とよばれた男】実在モデルの主人公、出光佐三の生き方
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出光美術館の絵画
画像引用元:http://find-travel.jp/article/5594
出光美術館にある絵画は、
やまと絵
水墨画
琳派
風俗画
肉筆浮世絵
文人画
中国絵画
等があります。
私は、美術館と聞くと西洋美術館のイメージが強いので、モネやシャガールやフェルメールなんかをイメージします。
なので、出光美術館に展示されている絵画が、日本人なのに逆に新鮮な感じがするんですよね。
ですが、出光佐三さんのコレクションの一部の中にポール・セザンヌの自画像『ポール・セザンヌの肖像』があったんですが、2003年05月にニューヨークのオークション会社にて競売されたそうです。
落札額は、約20億5000万円だったそうです。
なんでも、落札者はラスベガスのカジノ経営者の方だったらしいですね。
出光美術館には他に書跡や陶磁器も、もちろんありますし、東洋の古美術を見学するのも結構楽しいと思います。
時期によっては展示されていない品もある様なので、ホームページで展示情報を確認されてから行かれる方がいいかもしれませんね。
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